全体的に、高校生らしくはつらつとした発表で大変良かったと思う。それをご指導頂いた先生方も大変だったのではないかと思う。プレゼンテーションも年々上手になっているのを感じる。21世紀を担う諸君に頼らなければ時代がそこまで来ている事を思い、心強く感じながら発表を聞かせて頂いた。
その中で、最優秀賞の末吉高校の「組織培養を利用した系統選抜によるサツマイモの生産量アップをめざした研究」は、地域性があり、基礎研究を実用化までに結びつけた点が評価された。優秀賞の宮崎大宮高校の「ゾウリムシをマイクロマシンとして活用する研究」は、身近な研究材料であるゾウリムシの電気走性という基本的な現象に興味を持ち、まだ充分解明されていないメカニズムに関する研究テーマに取組んでおり、将来的にはマイクロマシンとしての実用化を目指したユニークな、高校生ならではの基礎研究であり、今後の研究進展が期待される点などが評価された。また、同じく優秀賞の岡山一宮高校「アントシアニン生成に影響を及ぼす要因と紅葉の仕組みの解明」は紅葉現象のナゾの部分について、高校生らしい発想で研究に取組み、様々な仮説を立てて多面的な角度から研究を進めている点などが高く評価された。
この先、社会に出る人、大学に進学する人、進路は様々だと思うが、今回の発表の経験を活かして、元気に活躍される事を心より願うものである。
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次回は平成22年11月13日に開催予定です。 皆様のご応募をお待ちしています。 |
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